LOGAN/ローガンを涙無しに観れる人類はいない

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ローガン/LOGAN
不死身の治癒能力が失われつつあるウルヴァリンことローガンが、絶滅の危機にあるミュータントの希望となる少女を守るため、命をかけた壮絶な最後の戦いに身を投じる様を描く。ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。
予告編はこちら↓

90点
※最初っから全開でネタバレしてるので観てない人は読まないで!!
 
 
 
『こんなウルヴァリンはいやだ』みたいな要素を全てぶち込み、最後にトッピングとして”父親としてのローガン像”を見せることで感動をかっさらっていく実にずるい映画です。
しかし昨今のアメコミ映画はほんとに主人公が死なないですからね。やられた!!と思ってもちょっと待ってたら勝手に起き上がってきますからねあいつらは。僕としてはそういう甘いことを考えて観に来た人達に強烈なビンタを残してくれた映画として賞賛したいところです。
ヒーローモノとして異色の映画とだけあって映画が終わった後、沈黙が破れて皆さん口を開いた第一声が『え、ローガン死んだの?』って感じ。加えて『うわ〜ダメだ悲しい。こんなんだったら観に来なければ良かった‥』みたいに完全に意気消沈している方もチラホラいたりして‥
無論、観に行って良かったとは思ってるんですが、ウルヴァリンシリーズがここで終わってしまったという事実からくる空虚感は受け入れ難いものでしてね‥確かにちょっと観たのを後悔した自分もいたかなと思います。
でも結局それって”愛したものの最期を見届けた”ことが出来たからかとと思います。そしてそれほどまでに感動を与え続けた作品なわけですから、最期はこれで良かったのかなと。
誰だって別れは辛いものですよね。
だから今作『ローガン』を観て、痛々しくて観ていられなかったと思った人はそれだけこの映画があなたの心を動かしたんだということで、それで良かったのかなと思います。
《ストーリーを追って気がついたこと》
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公開前から気になっていたのは時系列&時代設定。フューチャー&パストで大胆に過去のことを全てなかったことにしたXMENシリーズは時に対して非常に寛容なことで有名なので公開前からそこだけは気になってましてね。んでいざ映画が始まってみると2027年、まあ若干の未来でしたね。なので車がちょっと流線的だったり、街に大きいスクリーンがあったりと少し先の未来感の演出がなされてたり。
こういうのは好き。150年後の未来は実際に自分で見ることは叶いませんからね。ほぉ〜こんなんのかなぁってちょっと妄想も膨らみました。
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なぜローガンは死にかけているのか?
ローガンの骨格に組み込まれたアダマンチウムの毒性が長い年月をかけてローガンの再生能力そのものを蝕んだかららしいです。アダマンチウム加工された爪と再生能力は別のものですし、そもそも再生能力があるからこそアダマンチウムをローガンの体に組むことが出来たわけです。アダマンチウムを体に入れたことでローガンに寿命が与えられてしまったということなのでしょう。

序盤に車を奪おうとするチンピラどもと戦うシーンなんてね‥痛々しさそのもの‥
あんなやつらいつものローガンだったら秒殺して葉巻吸ってたのにね。それだけ弱ってたんでしょう。
でも!バトルのちょっとグロい描写は好評価&高評価。

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「フゥー、フゥー」って息を切らせながら腕を切り落としたり、脳天突き刺すのが本来のウルヴァリン流ですから満足満足。

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プロジェクトX-23、何か伏線はあったのか?
とりあえずローラ役のダフネキーンちゃんがとてつもなく可愛いということは置いといてですよ、物語の中盤でローガンの遺伝子上の娘だと判明しますよね。今までとんでもない実験ばっかり行ってた連中ですから今更驚きませんが、やっぱりどこかに伏線ってあったのかなって思いません?んでちょっと探してみると直近ではアポカリプス/apocalypseのエンドローン後のおまけシーン。これが一応、伏線になってました↓

ローガンの血を取ってそれを研究に利用しますよ〜ってことをほのめかしてますね。当初アポカリプスを観終わったときはなんのこっちゃって思いましたが今観てみると意味が分かるのが面白いですね。
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相当に可哀想な最期を迎えたチャールズ
アメコミ史上最高にF-wordが多かったのではないだろうかと言える今作、あの気品溢れるチャールズがこんなズタボロな感じになるとはね。認知症だし、発作いくらなんでも迷惑すぎるだろ。ちょっと感動的な死に方を期待してた分、そこは裏切られた気持ちになりました。もうちょいなんかあったんじゃないかなと。
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最後のカット、なぜ墓標をXに?
いくらなんでもXMENのXだってことが分からない人はいないでしょう。「はぁ?なんでかたむけたんだよ。いみわかんねっ」とか思った人は筋金入りの馬鹿です、おめでとう。

さて、実はXにはもうひとつの意味があってね、西洋的な発想のものですが「終点、終着」といった意味があります。XMENの物語はここで終わりだよというメッセージをXひとつで伝えたわけです。粋な終わり方です。
《最後に》
ウルヴァリンやチャールズがあんな状態であっても最後まで観ようと思えた理由がダフネキーンちゃんが超爆裂魔波的に可愛かったからです。
ほんとにね、XMEN全く知りません1mmも興味ありませんって人もそれだけで観るだけの価値はあるんです。
この歳にして、この演技力、未来が楽しみです。
ちなみにこの子たちの世代の続編が作られるかも!とか‥

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