【ワンダーウーマン感想】女性ヒーローに未来はあるのか?

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ワンダーウーマン

なるべく期待はしないでおいてその期待を裏切られたいという期待の下、アホほどでかいポップコーンと絶対に飲みきれないコーラ(友人の顔と同じサイズ)を提供してくる米国の映画館で無事今作を観ることができました。しかし食費が高いことで有名なカリフォルニアだけど日本の映画館よりも案外チケット代は$11と安めで驚いたり、ポップコーンのバターを自分でぶち込むための機械があったりとちょっと色々な発見があったのじゃ。
全世界興行収入では800億円を突破し、世界的な大ヒットとなった今作品の監督は女性監督のパティ・ジェンキンス。
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顔のパーツがヒラリー・クリントンに似てるのでは?と一時期世界中で話題になった(なってない)

長編映画の撮影は14年前の『モンスター』のみだったらしかったが、彼女はこの作品で女性監督歴代No.1興行収入を獲得したわけだから凄いものである。実際今後なかなかこの記録は塗り替えられないだろうし、うまくいけば2019年に予定されている今作の続編で彼女が自身で塗り替えることになったら粋だなぁと思いつつスパイディのことが蘇るのであった‥。ちなみに今作での彼女のギャラは約1億円だったが今作の大ヒットが影響して次回作のワンダーウーマン2はなんと約8億円のギャラをもらうらしいとのこと(日本円でもらうわけじゃねぇからな)
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しかし監督のギャラなんてどうでも良くてですな、実際にどれほどの興行収入があったのかちょっと気になって調べてみた。ちなみに世界の興行収入は「映画名 box office」と英語で検索すると簡単にわかる。

Wander Woman 米国国内=約4億$
                            世界=約4億$
                            合計=約8億$
Iron Man             米国国内=約3億$
                            世界=約2.5億$
                            合計=約5.5億$
Civil War             米国国内=約4億$
                            世界=約7.5億$
                            合計=約11.5億$
いつもこういった興行収入の比較のときには『アイアンマン』がなにかと比較対象に利用されることが多いので真似してみた。しかし「hahaha!!アイアンマンダメダメデスネ!!」と言ってみたところで、2008年の『アイアンマン』のこの数字は背後に他の有名なマーベル作品がない中で奮闘したものであるからこれと比べるのはちょいと無粋だろう。というわけで『キャプテン・アメリカ シビルウォー』の数字を持ってきた。この数字から読み取れるのは、ワンダーウーマンの興行収入は”①世界規模で大ヒットしているMARVELヒーロー達が多数登場するシビルウォーに迫る勢いの数字”であること、また”②米国国内ではシビルウォーと同レベルのヒット”であったということだ。実は海外ではそんなに知られていなかったかもしれないが、ワンダーウーマンは米国内では最高に有名で大人気なヒーローなのだ。

とまあ女性監督が起用されたことは公開される随分前から噂になっていたことだったのでひとまず成功に終わって安心したのが本音ってところかな。そんな大ヒットを受けてデッドプール(Deadpool)の公式Twitterがこんなコメントを残していたのが印象に残っている。

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コメントの最初、The Mercは”傭兵”のことでfilthは”汚い”という意味。『Filth』っていうジェームズ・マカヴォイの映画あったよね。
それでB.OってのはBOX OFFICEつまり興行収入の略語であると同時にBody Orderすなわち体臭の略語でもある。これが自身の作品の興行収入を超した作品に対するデッドプールのコメントなわけだからこれまた個性が滲み出ててニヤッとしてしまう。
ちなみに日本語訳は「傭兵のがもっと汚いが、ワンダーウーマンのB.Oには敵わないよ」ってところだろう。

DC好きのカップルであればデートで今作を劇場に観に行くことがあるだろう。脳筋映画を観に行くとはいえ、男としては知的さをアピールしたいところだろうから上映5分前会話のネタに尽きたりしたらそこで使える豆知識を差し上げよう。『いいかい?原作者のひとりであるウィリアム・マーストンは心理学者として嘘発見器の開発に寄与した人物として業界では有名なぁんだ。ハハッすごいだろぅ??』っていうことができるのだ。ダイアナが持っていた真実の縄にも繋がるわけで思ったよりいいネタだろうこれ。ただ彼女がさらに上をゆくマニアだった場合は『常識だろ、はっ倒すぞ』と言われかねないから気をつけよう。
 
 
《期待の女優ガル・ガドット》
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1996年に「DC vs. Marvel / Marvel vs. DC」という本来交わるはずのないDCヒーローとMARVELヒーローが同じ作品に登場するクロスオーバー作品が出版された。この作品内でワンダーウーマンがソーのハンマー、ムジョルニアを持ち上げたシーンがあったというのは知らない人の方が多いだろう。(ちなみにその後ストームとの戦いに敗れる)ムジョルニアすら持ち上げる清廉潔白なワンダーウーマンを演じた女優ガルガ・ドット、既に映画の中に出てきそうなカッコいい名前だ。彼女以外にワンダーウーマンはもう務まらないだろうなぁと思えるほどに容姿端麗な様はピッタシとハマっていたけども、言われるまで思い出せなかったのが恥ずかしいがワイスピにがっつり出演していたっぽい。そうだ、たしか髪の毛が耳の横から生えててカブトムシみたいな髪型だなきめぇって言ってた気がする。今思うと大女優に大変酷いことを言ってしまいこの場で謝りたい。ごめんなさい。

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耳から毛が生えてるように見える触覚ヘアースタイル。こっち見んなハン。

露出の多い彼女が着ていたワンダーウーマンのコスチュームだが、『ターミネーター』『タイタニック』で有名なジェームズ・キャメロン監督が「露出度が高すぎる」と批判したのは少し面白い。なぜならこれは1942年、ワンダーウーマンが米国図書館協会から有害図書指定を受けたときと同じ展開だ。してそのときの理由は『服を十分に着ていないから』だったそうだ。つまり70年経って全く同じことが起こってるわけだ。しかし少なくとも僕が今作を観終わった後にそんな感想は一切抱かなかったが、それはきっとガル・ガドットが演じたワンダーウーマンは本当に原作から飛び出してきたかのように完璧だったために少年の心で観ることが出来たからかなと思いたい。
フェミニズムとかそういったことに触れると面倒になるし、他のブログでも散々書かれる話だろうからそこは今回割愛し綺麗な感じで終わって良かった。というわけでいい加減そろそろ内容を見ていこう。
《ワンダーウーマンで評価したいところ》
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今作で最も評価したいのは数ある戦闘シーンで多くのスローモーション映像を使っていたところだ。これは完全に僕好みの評価になっているが、実は僕はスローモーションが大好きだ(変態風)。戦闘シーンにおけるスローモーションって堪んないですよね。なんかこう少年心をくすぐるっていうか。『キングスマン』や『マトリックス』が大好きになるわけだ。ちなみに1番好きなスローモーション映像はベタだけど『Xメン フューチャー&パスト』のクイックシルバーのシーンかな。それにスローモーションにはBGMも大事だってことも教えてくれる。Xメンを観たことが無い人でも楽しめるので是非観てみて欲しい。

さらに余談ですがホントに残念なのはスパイディホームカミングではスローモーション道の王道でもあるスパイダーセンスの描写が無かったことなんですよね。あれほんとカッコいいのになんで無くしたんだろう。肝心な時に発動しないことで有名だよね。

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あともう1つ評価したいのは序盤のパラダイス島のシーンとそれに続くアマゾン戦士の戦闘シーンだ。この映画で最も気に入ったともいえるのが序盤のパラダイス島の美しさ、そしてその世界観の構築がしっかりとしていたところでスローモーションを活用したアマゾン戦士達の戦い方も実に魅力的だった。確かイタリアで撮影したと聞いたけど画面映えするシーンでござんした。男にとってもパラダイスなのかもね()

 
さて、今作に対して一番ツッコミを入れたいところがひとつ残っている。
それがこいつだ。
 
 
《大げさすぎるBGMの数々》
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DC及びMARVEL作品におけるヒーローは大抵、最高に映えるド派手な戦い方を好む。『マイティー・ソー』であればハンマーで雷を呼んでそれを相手にぶち当てたりするド派手な技を繰り出したと思えば、『アイアンマン3』のラストシーンでは数十体のアイアンマンを意味もなく爆破し花火大会を繰り広げることだってあったわけだ。MARVELに比べDCはダークヒーロー系が多いためそう単純な話ではないが、少なくとも我々は少々の爆発や多少の派手さを持つぐらいのシーンでは見せられても簡単には驚かないようになってしまった。年々CGにも慣れてしまい目が肥えた結果、昔の作品を見るとCGが粗雑に思えてしまうのも似たような現象だろう。悲しいかな、ワンダーウーマンでもこの現象が観測されてしまった。

第一次世界大戦の前線に参戦したワンダーウーマンは自身の力を覚醒させながら次々と敵を倒してゆく。敵をなぎ払ったその先に小さな集落(町?)があったがそこは敵に占有された土地であった。本来の町を取り戻すべくワンダーウーマンは敵を殲滅していきバトルシーンがスタート。スローモーションのシーンとかがあったのでちょっと気に入って『まぁまぁかな』とか思ってたりしてたらクライマックスが迫って来た。あれだ、盾を使ってジャンプして建物ごと破壊するシーンですな。ちょっと派手だったけど『まあ普通かな(σ‐ ̄)ホジホジ』ってな感じで鼻くそほじるくらいのものだったのでもっとこちらが驚けるシーンは来ないかなと思ってたら来ないみたいだ。え?もう終わりかワロタと思ってたのも束の間、ワンダーウーマンは”ヒーロー系映画特有のアクションシーン終わった後ドヤ顔タイム”に突入していた。
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この顔である。

ヒーローとしてはそんな大したことしてないのにさらに無駄にBGMが豪華だ。
まるで全人類を救ってきたかのような顔。
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ドゥーーーーーーンwww(重低音の豪華なBGM)

本来ワンダーウーマンはもっと強いヒーローだ。それこそスーパーマンと肩を並べるくらいに。まだ一作目だから力の使い方を上手く知らないという設定なのかもしれないが、もう少しパワーを増してあげてもいいんじゃなかろうか。と少し思ったことを言ってみた。
 
 
《おまけ》
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ちなみにこれがワンダーウーマンがムジョルニアを持ち上げたシーンだ。この後ストームに負けると先述したが、あれはワンダーウーマンが『こんな魔法のハンマーで勝ってしまっては卑怯だ。』と言って手にしたハンマーを捨ててしまったからだ。

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