『アトミック・ブロンド』は3つの意味でR15(15禁)の映画だった!

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アトミック・ブロンド

 
Fan’s voiceさん主催の試写会で10月20日公開の『アトミック・ブロンド』を公開前に観る機会をいただいたので魅力をちょっと伝えてみようかなと。とはいえ公開前なのでここで内容をザクザク解説していき結末まで書いてしまったら運悪く最後まで読んでしまった人が爆死しかねないのでネタバレしない程度に『アトミック・ブロンド』の強く惹かれたポイントをちょこっと書いていきたい。

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」や「ワイルド・スピード ICE BREAK」など近年はアクション映画でも活躍の幅を広げているシャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベルを映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとった。冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。共演に「X-MEN」「ウォンテッド」のジェームズ・マカボイ、「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ。
 
シャリーズ・セロン主役の今作の監督はデヴィッド・リーチ監督だ。デヴィッド・リンチとかに比べると見た目はただのおっさんなので知らない人が多くても無理はないが代表作にキアヌ・リーブスの100人切り系映画の『ジョン・ウィック』、ステイサムの『メカニック』、ボーンシリーズの中でも黒歴史とされる『ボーン レガシー』などなど数々の製作に携わっている。特に『メカニック』は僕のお気に入りで抹殺確率120%!!と日本のポスターで宣伝されていたときは腹がよじれて泣きそうだった。だって120%も抹殺してたらターゲット以外殺してるだろうからね、とんだアサシンだわ。
とにかくこの監督が世に出してきた作品はガンアクション系がすこぶる多い。今作を観ようと思っている人で今に挙げたような作品を観たことがない人はいない(断定)と思うので、過去作が好きな人はパワフルな映像が観える劇場に足を運んでみるのもアリだ。
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さて今作は何が良くて、どんなところがこの映画の魅力なのだろうか?無論このようなスパイ系ガンアクションの映画で女性が主人公という時点で十分魅力的なのだが、僕が答えを出すならあえてR15指定(15禁)であったことが今作の魅力だと思う。デヴィッド・リーチの作品で先ほど紹介した『ジョン・ウィック』もたしかR15だったがこれは単純にガンアクションに付き物の少しのグロ描写があるからだ。そこらへんが子供にはちょっときついかな〜ってことでR15になったんだろうが、僕が思うに『アトミック・ブロンド』はもっとR15であることを最大限に活かした作品だったと非常に感じた。R15の描く限界曲線をフーリエ展開してギリギリのところを近似してる感じだ。(どんな感じだ)。そんなわけでタイトルにもある通り3つの意味で今作はR15の壁を設けるのに相応しいと思った次第なのでその訳を言っていこう。

①グロさちょいありの戦闘描写
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肩や脳天にアイスピックやら刃物で刺すようなシーンが一体いくつあったか覚えてないくらいにシャリーズ・セロンは今作でとにかく刺しまくる。プロとして仕事は最後までキッチリやってもらわないと観ているこっちが違和感を感じてしまうので変に優しさを見せて敵にトドメを刺さないみたいな行為はこの手の映画ではダメだ。『アトミック・ブロンド』ではその心配はない。『コンサルタント(Accountant)』と同じようにキチンと仕事を遂行するその姿には惚れ惚れしてしまうこと間違いなしだ。それに敵がゾンビみたいにしぶといのも今作の見どころだ。

②”少し”難解複雑なストーリー
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うわ〜頭使わないアクションが好きなのに難しいのやだなぁ〜と面喰らわないで欲しい。あくまで”少し”複雑といったところなのでちょっと注意していれば話を見失うことはない。物語の設定時期が冷戦時ということもあり多少なりとも政治、当時の国際情勢に関する知識が必要になるだろうがそれも一般常識程度のもので十分だろう。ひとつ忘れないで欲しいのが似たような名前、コードネームがいくつも出てくるので中心人物の名前などは上映中に覚えながら観るよう心掛けたい。〇〇が犯人だ!と言われたときにいやそれ誰やねんとならないように気をつけよう。①しかりこういったところがまだ中学生には早いかなってところだ。

③エロい。
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ここで何かとこれまで変な役柄が多かった女優ソフィア・ブテラの登場だ。『キングスマン』では斬れ味抜群の義足を着けた殺し屋ガゼルを、ダーク・ユニバースの一作目から怒涛の黒歴史を記録した『ザ・マミー』ではマミーを、『スタートレック BEYOND』ではなんか白いフリーザみたいなやつを演じてきた。まともな人間を演じてこなかった彼女が今作では人間を演じるのだから彼女を知っている人達にとっては一大ニュースだ。というわけでソフィア・ブテラの珍しい人間役としての演技が観たい人達も今作はオススメできるわけだ。しかしソフィアが人間役をするからってR15になっていたらいくらなんでも可哀想すぎるので今作をR15にして良かったのではと思われる3番目の理由はエロさだ。試写会の空気がoh‥となるシーンもいくつかあったのだがコメディ調で終わらせたりと収め方が非常に上手く、次のシーンへと続かせやすくしてくれたのも好感度が高い。③の部分が最もR15感を出してくれたと思うのでここは期待して良い(何に)。

さて最後に本編で何回も登場してくる台詞を英語でご紹介しよう。何度も登場してくる台詞ならどうせなら英語で聞きたいだろう。これだけでネタバレになるとは思わないがもし知りたくない!という人がいれば先へ進まない方がいい。
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It is double pleasure to deceive the deceiver.”

 
動詞deceiveには「欺く、騙す」といった意味がある。日本語でよく言う『人は見た目によらない』という言葉は英語で”Looks can be deceiving”と言う。deceiveのing形はこのようにも使えるのだ。さてdeceive the deceiverとあるから『騙す人を騙す』というように訳せる。それがdouble pleasureと言ってるわけだから単に「最上の喜び」と訳してもいいだろうし何が2倍なのかといえば単純に
人を騙すよりも騙す人を騙す方が楽しいだろうというクロサギ的発想なのだとも考えられる。細かいところのニュアンスは人によって感じ方が違うと思うのでなんともいえないが僕が丁寧に訳すと「単に人を騙すよりも騙し屋を騙した方が喜びが深いものだ。」といったところだ。無論映画に表示される字幕にはここまでの文章量が表示されることはない。だからこそここでちょっと解説をした次第だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
先述した通り『アトミック・ブロンド』は10月20日公開だ。試写会に招待してくれたFan’s voiceさんには深くお礼を申し上げたい。
 
 
 
 
 
 
 
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フリーザみたいなやつ

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