‪インフィニティ・ストーンの能力を物理学で解明する。科学的にどのような説明が出来るか?『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』‬

『ガーディアンズオブギャラクシー』に登場したコレクターによると、宇宙誕生時に爆発した6つの特異点の残滓がエネルギーの結晶となりインフィニティ・ストーンが形成されたとのことだ。

そしてそれらは1つでも容易に惑星を消滅させる力を持ち、6つ全部揃えたものは宇宙を支配する力を得ることが出来ると言われてるのでサノスが躍起になるのも良く分かる。

「インフィニティ・ウォー」ではこのインフィニティ・ストーンを巡ってサノスとアベンジャーズとの間で熾烈な争いが繰り広げられるわけだが、そもそも6つのインフィニティ・ストーンに物理学的な存在意義はあるのだろうか?

もちろんあくまでファンタジーなのでそんなものは無いと言ってしまうのは容易いことだが、インフィニティ・ストーンが異なる性質を持つ6つのストーンに分かれていることに注目すると非常に面白い考察が出来る。

そしてインフィニティ・ストーンの持つそれぞれの能力(性質)を科学的な言葉で表現することが出来れば、ストーンを利用したサノスの攻撃などのメカニズムの解明にも繋がるのではないだろうか。

パワーストーン

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」に”オーブ”の名で初登場したパワーストーンは、接触しただけでその星の生命を絶滅させるだけの力を持つというなんとも扱いが難しそうなストーンだ。嫌いな奴のポケットに忍ばせておくのが良いだろう。

とりあえずその激烈な破壊力は置いておいて、パワーストーンはその名前の通り”力”を象徴、支配する石だとみて間違いないはずだ。ふむ、そうなるとどのような”力”を支配するのだろうか?

「あの人は忍耐力があるよね」とよく言うように我々は日常的に”力”という言葉を使うが、実は物理学的な立場からすると自然界には4つの力しか存在しない。重力、電磁気力、弱い力、強い力の4つである。

確かに後半2つだけネーミングセンスが狂ってるが僕のせいではないので、そこは目を瞑るとして先に進もう。

4つの力について簡単に説明すると、重力は普段感じている地球に引っ張られる力のことで、電磁気力は冬の寒い日に嫌な思いをする静電気に関係する力だ。後半の弱い力と強い力は原子を関係する力だと思おう。

つまりパワーストーンはこれら4つの力を自由に操ることの出来る能力を持つストーンだと説明が出来るわけだ。

マインドストーン

 

ロキが杖の中にマインドストーンを仕込み、人々の心を操っていたりしていたのがもはや懐かしいがこのマインドストーンの場合はどうだろう。人の心を操るというのはいかにもオカルト的で非科学的なことのように思えるが、十分説明可能だ。

人の思考はあくまで脳内のニューロン間の電気信号としてやりとりされるので原理的に言えば、人の心、思考を操りたければその電気信号を操れば良い。そしてその電気信号を変えてあげるには外から電磁気力的な力を加えてあげれば良い。

 

‥さあまずい、早速パワーストーンと能力が被ってしまった。このままではマインドストーン、パワーストーンに代用出来る説になってしまうので、パワーストーンは電磁気力以外の3つの力(重力、弱い力、強い力)を支配するものだとして議論を進めよう。そうすればお互いに矛盾することのない存在として認めることができる。本当はこのように仮説を捻じ曲げるのはあまりやってはいけないことなのだがまあいいだろう(軽い)

タイムストーンとスペースストーン

時間を自由に操ることの出来るタイムストーンと瞬時に空間を移動することが可能になるスペースストーン。この2つの石は明らかに簡単でそれぞれ時間と空間を司る。すなわち2つ合わせて時空を支配するというわけだ。

リアリティストーンとソウルストーン

これら2つは科学外のものを象徴しているといえるだろう。なにせリアリティストーンは触れたものを暗黒物質に変えたり出来るし、ソウルストーンは魂を司るストーンだからだ。現代の科学では暗黒物質、魂、このどちらもよく分かっていない。もっと言えば暗黒物質の存在は仮定されているが、魂に関しては科学的には存在は認められていない。(勿論、存在しないとは断定できない)

つまりこの2つのストーンは科学では説明できない自然界の神秘的な部分を司っている‥と言うことが出来るだろう。

さあというわけで6つのインフィニティ・ストーンをなんとか科学的な説明に落ち着かせることが出来た。リアリティストーンとソウルストーンに関しては何か別の解釈もありそうだがとりあえずはこんなところにしておこう。

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